エスリンクスについて

    エスリンクスについて  
    目的 
    エスリンクスが必要と思った理由  
    エスリンクスが願うもの
    子どもがいない人生は女性だけではない
    女性の場合
    管理人プロフィール
    現在の活動




    SLINKSエスリンクス®は子どものいない人のための情報交換&シェアの機会をつくるために立ち上げたサイト・コミュニティの名称です。SmileとSocialの頭文字SとLife of No Kids(子どものいない人生)から文字を取ったLINKSを合わせた造語です。

    かつて流行した言葉であるDINKSディンクス(Double Income No Kids)-共働きで子供を持たない夫婦、そしてDEWKSデュークス(Double Employed with Kids)-共働きで子供を持つ夫婦、の語感に似せて作りました。

    ライフスタイルに関連した言葉の語尾の語感になじみがあり、使ってもらいやすいのではないかと考えたためです。

    主にミドルエイジの方を対象としていますが、既婚未婚年齢男女関係なく、広く子どもがいない人生に関わる情報のシェアができるような場が各地で増えることを願いつつ活動を始めました。

    子どものいない人は、子どもを通じてのコミュニティがないため、新たに友人を作る機会や情報交換をする機会が少ない傾向にあります。また老後に関して、ごく近しい存在である子どもがいないことで一層不安も増すことから特にシニアになってからの子どもがいない生活についての情報が必要になってきます。

    エスリンクスの目的

    『子どもがいない人どうしの意見交換や交流、情報収集の場を提供し、
    新たなコミュニティや社会参加の機会を増やしていくこと』

    そして

    「子どもがいない人」「子どもがいない」をやんわりと曖昧に言える言葉として
    「ノンファン」を広めたい 

    という想いが活動のベースにあります。

    SLINKS・エスリンクスが必要と思った理由

    社会人になって数年も経つと入学や卒業という区切りもなくなり人間関係も固定化されていきます。積極的に交流の幅を広げる努力をしないと次第に接する人や世界も狭まってきます。しかしそこに子どもを持つ、というライフイベントが生じると子どもを通してのコミュニティ参加、友達づくり、情報交換をする機会が自然と増えていきます。男性は女性ほどコミュニティに参加することは少ないかもしれませんが休日に子どもつながりのイベントに参加することもあるかと思います。

    その一方、子どものいない人は、子どもを通じてのコミュニティがないため、新たに友人を作る機会や情報交換をする機会が少なくなってきます。
    また、情報交換の機会を求める以前に子どもがいないという立場から表だって前に出る事がはばかられることもあります。それは職場やプライベートにおいて子どもの話題は少なくはないので、どうしても居づらいと感じてしまう人もいるからです。

    子どもがいる場合に比べて老後で不安要素が増すでしょうし、精神的な拠り所がないゆえの心配もあります。ただ子どもがいないからこそできる社会貢献や社会参加、人生の楽しみ方もあります。

    SLINKSエスリンクスは、集う機会、情報交換の場が少ない子どものいない人生を送る人のためにその機会を作りたいと思って立ち上げました。

    世の中が多様化し、昔のように「定型」の人生を歩む人ばかりではなくなりました。子どもが欲しくても持てなかった人もいますし、最初から持たないことを決めた人もいるでしょう。社会の大きな流れの影響を受けて結婚や子どもを持つ機会を逃してしまった人もいるかもしれません。しかしそんな個々の事情を詮索することなく、また子どもがいる人といない人との間の会話で気まずさを感じられることが少しでも減るよう、ノンファンの言葉を広めたいと考えています。

    SLINKS・エスリンクスが目指していくもの、願うもの

    ・子どものいない人どうしの情報交換、交流の場が増えること。
    ・「子どもがいない」をやんわり表現する言葉としてノンファンが少しでも一般的になって使用されること。
    ・ノンファンの言葉が広まることによって、子どもがいる人と子どもがいない人との間に現在気まずさを感じる人がいれば、少しでもその気まずさが減ること。
    子どもがいる人もいない人も今よりその間の垣根が低くなって共にいろいろなことをシェアができ学べるようになること。
    ・言葉が広まることによって、子どもがいない人へのアドバイスや経験のシェア、考察が今よりなされて情報が共有されていくこと。
    ・子どものいない人生が自分で選択したものであっても、結果的にそうなってしまったものであっても理由にかかわらず子どもがいない人生について情報交換、シェアができること。
    子どもの有無や属性による垣根が低くなり、共に社会の様々な問題解決に向けて一緒に取り組みやすくなること。

    子どもがいない人生は女性だけではない

    子どもがいない人生の方ーノンファンは女性だけではありません。 既婚で子どもがいない女性―ノンママの他にも子どもがいない人生を送っている方はシングル女性、男性にもいます。お子さんを不幸にも亡くされた方もいます。
    子どもがいないと一口にいっても、女性、男性、既婚、独身、その他それぞれの立場は違いますが、あまり細かく範疇にこだわると、この間での比較や対立も生まれてしまいます。背景状況に違いはありますが自分の後を継ぐ人がいないという点での精神的、物理的な面両方での不安や心配が、子どもがいる人に比べて大きいものがあります。老後や病気の時、家、その後のお墓のこと…….。
    生涯未婚率が増えている現在、将来様々な面で困窮する子どもがいない人が増加した場合、社会全体にとって大きな問題になります。
    多くの子どもがいない人が感じる不安ー年を取った時の保証人や病気になった際の問題など制度やシステムを調べ今から準備できることもあるかもしれません。こうした不安の解消は社会全体の安心にもつながります。
    この不安を話題にすると、子どもを産まないのが悪いから当然だという声が出ることがあります。しかし子どもがいない人にもいない理由があります。希望していて子どもを持てなかった人、子どもが欲しかったけれど結婚のご縁がなかった人、親との関係で傷つき自分が親となることが考えられなかった人、仕事や家庭・個人的な事情で子どもを持てなかった人や持つことが受け入れられなかった人etc。そして多くの人が子どもがいなくても職場等で他の方の子育てを間接的に支えています。

    エスリンクスは既婚女性ノンファンを主な対象としたサービスを提供してますが、女性に限らずノンファンを対象としていきたい考えています。
    何より、当コミュニティに限らず広く「ノンファン」向けに必要な情報交換やシェアができるような会が各地で開催されることを望んでいます。

    ノンファン 女性の場合

    小さかったころ、何の疑問もなく大きくなったら結婚して子どもを産んでお母さんになる、と思っていた女性は少なからずいます。そんな中、様々な理由で、または理由はなく気が付いたら「お母さんになっていなかった」ということがあります。子どもがいない人生、と私自身が認識した時に「母ではないことに関する」話や情報を欲しいと思い探しました。しかし世の中に恋愛、結婚、出産、育児、妊活の情報や本は溢れていますが、この「母ではない」ことに関するものがほとんどありませんでした。そんな中、KKベストセラーズ『「産まない女」として生きるあなたへ 』 リンダ・H・アントン (著), 久坂 翠 (訳) 原題 Never to be a mother という本に出会いました。独身既婚関係なく女性の産まない、母にならなかった、という悲しみと癒しを扱った本でした。今はこの本は絶版になってしまいましたが、こうした本がもっと世の中に出てくれることを願っています。

    また、男女かかわらずもともと子どもを持つことを考えていなかった、という人もいます。子どもを持つのが当然、という周りの目があることで悩みを抱えてきた人もいます。人によって、子どもを持つ、ことに対しての考えや感情は様々です。

    SLINKSエスリンクス 主催者Sami 奥平紗実  プロフィール

    50代、東京都生まれ。
    晩婚、転居のため会社を退職した後、子どもがいないと習い事やコミュニティに参加しづらく、交流が年々狭まってくることを実感する。

    子どもがいない人生を歩む人が広く語り合う場所や機会が見つからず悩む。その思いを綴る場として2015年秋より「子どもがいない人生を生きる」というタイトルのブログを開始。ブログランキングの子供がいない夫婦カテゴリーで早々1位になり多くのブログ読者から共感を呼ぶ。

    子どもがいない人どうしが語り合う場所を作るべく交流会を開催。自治体の創業支援事業講座を受講後、2016年に法人を設立。2022年末まで交流会やイベントを35回以上開催。また自身が子どもがいない人生に対して負の感情や不安と葛藤する中でカウンセリング、セラピー、コーチングを学び、提供するサービスに生かしている。

    Sami (奥平紗実)はエスリンクス活動名。著書『「子なし」のリアル』(幻冬舎MC)。

    現在の活動

    社会に子どもがいない人のことをもっと知って欲しいと書籍の出版や毎日のブログ更新など積極的に活動し、複数のメディアで取り上げていただきました。今まで子どもがいない人の存在を全く意識していなかった人に情報が届けられる機会が得られたことはとても嬉しい出来事でした。

    しかし、子どもがいない人に関する活動が大変難しいことを痛感し、多くのジレンマに悩む日々の連続でした。

    立ち上げた法人を解散した後は、そのストレスからは解放されました。交流会の希望があれば、横浜近辺で時折開催するだけのゆったりとして活動をしています。